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死体写真家・映像作家として、世界各地の犯罪現場や紛争地域等の危険地帯で死体写真を撮り続けてきた釣崎清隆。表現規制やタブーに向き合いながら活動を続ける著者による、国内初総天然色無修正死体写真集『THE DEAD』(2018年刊)の改訂版がついに実現!
死体を撮り続けて30年になる。
私は世界の危険地帯で死の現場を巡りながら、死体という究極の被写体と格闘する命懸けの挑戦にやりがいと誇りをもって取り組んできた。
一方でこの三十年は、表現の自由を懸けた戦いの日々でもあった。
死体の過激表現は九〇年代当初から苛烈な批判に晒され、発表の場を制限されてきた。近年はますます世界の漂白が進み、もはや活動を続けていられること自体が奇跡のようである。
世界は残酷である。そのことを前提に世界、歴史を見ると 美しく生き死にした人々の痕跡が満天の星空のごとく輝いて見えるのだ。
私の仕事は路傍に斃れた名もなき死者に名前を与える仕事と信じている。
釣崎清隆
書名:『THE DEAD revised edition』
著者:釣崎清隆
体裁:A4 カラー 208ページ 函入
定価:本体予価 11,000円(税込)
発行・発売:東京キララ社
ISBN: 978-4-903883-82-3 C0072
【釣崎清隆(つりさき きよたか)】
写真家・映画監督・文筆家。昭和41年年富山県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。学生時代から自主映画制作、文筆活動に従事し、AV監督を経て平成6年から写真家として活動開始。ヒトの死体を被写体にタイ、コロンビア、メキシコ、パレスチナ、ウクライナなど世界各国の無法地帯、紛争地域を取材してきた。
著作
『世界残酷紀行 死体に目が眩んで』(2000年 リトル・モア)
『死者の書』(2011年 三才ブックス)
『原子力戦争の犬たち』(2017年 東京キララ社)
写真集
『danse macabre to the HARDCORE WORKS (ハードコア・ワークス)』(1996年 NGP)
『REVELATIONS』(2006年 Editions IMHO/DWW)
『REQUIEM DE LA RUE MORGUE』(2006年 Editions IMHO/DWW)
『DEATH: Photography 1994-2011』(2012年 Creation Books)
『THE DEAD』(2018年 東京キララ社)
『THE LIVING』(2022年 東京キララ社)
『THE DEAD revised edition』(2024年 東京キララ社)
映画
『死化粧師オロスコ (OROZCO EL EMBALSAMADOR)』
(1999年 オロスコ製作委員会/V&Rプランニング 2001年モントリオール世界映画祭Cinema of Tomorrow部門/第4回ボゴタ国際ドキュメンタリー展正式出品)
『ジャンクフィルム 釣崎清隆残酷短編集 (JUNK FILMS the collected short shockumentaries of Tsurisaki Kiyotaka)』(2007年 オロスコ製作委員会/アップリンク 2008年ロッテルダム国際映画祭Time & Tide部門/第10回テッサロニキドキュメンタリー映画祭Recordings of Memory部門正式出品)
『ウェイストランド (THE WASTELAND)』(2012年 オロスコ製作委員会 音楽:Corrupted 『El Mundo Frio』)
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