2026/07/14 00:32



ディスコブームの礎を作った稀代のソウルマンにしてイラストレーター、江守藹のソウル愛溢れる物語

1978年、日本で映画「サタデー・ナイト・フィーバー」が公開。空前のヒットとなり、日本にディスコブームが到来する。だが、それをさかのぼる1960年代後期からソウル・ミュージックを愛し、ブームの礎を築いた男がいた。その名は、江守藹(えもり・あい)。イラストレーターとしてソウルのレコードジャケットを数多く手掛けるかたわら、音楽&店舗プロデューサー、DJ、ダンサーとしてもその普及に努めてきた人物である。
本書は江守氏の自伝とも言うべき内容で、60年代のソウルとの出会いから、70年代のソウル・ディスコブームの舞台裏までを交えつつ、ディスコ創成期に奔走した氏の足跡を辿っていく。当時の貴重な写真をふんだんに掲載するとともに、イラストレーター「エモリ・AI」名義のジャケットワークも可能な限り収録。70年代ソウルのファンはもちろん、80年代ディスコブームを体験した世代、さらにはそれらを知らないヒップホップ世代にも響く、ディスコの歴史を紐解く一冊。

【書誌情報】
書名:ソウル・ブラザーズ ディスコの創成期を支えた人たち
著者:江守 藹
体裁:四六判(128×188mm)並製 200頁(カラー17頁/モノクロ183頁)
定価:本体 2200円(税抜)/2420円(税込)
発行・発売:東京キララ社
ISBN978-4-903883-95-3 C0073
取次搬入日:8月28日
発売日:9月3日

【目次】
●まえがき
●第1章 ディスコ黎明期
エモリという男/ダンパ/1966年の新宿/漫画家デビュー/ソウル・ミュージック/ムゲンのオープン/ゴーゴークラブ〈サンダーバード〉
●第2章 ブラック・ミュージックへの傾倒
ソウルブラザー 横田・〈BP〉/ホワッツ・ゴーイング・オン/ステップアップ/ソウル・イラストレーター/そして六本木/ジェームス・ブラウン初来日!/映画ワッツタックス公開/歌舞伎町アップルハウス開店/プロモーター事業の失敗 幻の日本武道館イベント
●第3章 ソウルディスコ〈Afro-Rake〉をプロデュース
勝本からの提案/全国ディスコ協会を作ろう!/怪しい社長から六本木に新しいディスコを作るぞ! Afro-Rake開店/客足が伸びない〈Afro-Rake〉! どうする!?/国内外のソウル・アーティストが〈Afro-Rake〉に集結!/夜の世界のしきたり/ヤクザに怪我をさせた!/日本初のダンスチーム「ネッシーギャング」の発足!/ディスコミュージックを流行らせたい! ディスコプロモーション活動/ソウルトレインが日本で始まった!/DJ連盟の発足 ディスコ・プロモーションをさらに加速させよう!/オーナー社長との対立。〈Afro-Rake〉なんて辞めてやる!/ミニコミ誌を作ろう ディスコ情報誌「ギャングスター」の刊行/青山〈ジャンジャン〉オープン!
●第4章 ロンドンナイトとサーファー・ディスコ
関西プロモーションへ/山口組三代目の娘・田岡由伎/日本ディスコ会議/電波新聞社/ディスコブームとボウリング場の関係/歌舞伎町に多くのディスコが集まるワケ/飲み放題食べ放題/ディスコ食堂/ロンドンナイトとテクノディスコ/〈メビウス〉のサーファーお断り事件/サーファー・ディスコブームと陸サーファー/深夜レコード店ウィナーズ
●第5章 「サタデー・ナイト・フィーバー」でディスコブーム到来
「サタデー・ナイト・フィーバー」でディスコブーム到来/映画「サタデー・ナイト・フィーバー」試写室での1日/ビルボード・ディスコ・フォーラム・ジャパン/帝国ホテル/鶴見の豪邸/芝山仁との出会い/いざ熊本へ/再び東京に戻ってから/エディ・ケンドリックスの来日とデヴィッド・シーとの出会い/お台場に〈ソウルトレインカフェ〉を作るぞ!
●EMORI ART WORKS
●EMORI SELECTION 50
●あとがき


【江守 藹(えもり あい)プロフィール】
1948年東京生まれ。70年代、イラストレーターとして数多くのレコード・ジャケットを制作、現在までCDを含めるとその数は200枚を超える。音楽&店舗プロデューサー、DJ、ダンサーとしても活動し、近年は若いダンサーの指導にも携わる。