2023/02/22 10:52


新刊『今すぐ知りたい日本の電力 明日はこっちだ』


本書の緊急出版に寄せて、みなさまからいただいたメッセージをこちらで紹介してまいります。
続々と更新中!(順不同)


これからの未来を切り開く持続可能な再生可能エネルギー
はじめて再エネについて学ぶ方、この分野に既に関わっている方でも、誰でも楽しく再エネについて学び、再エネを活用した持続可能な未来について考えることができる本
一人でも多くの方にこの本を読んでいただき、私たちの豊かな暮らしを実現するゼロカーボン社会の担い手となっていただける方が増えることを期待しています。

中島 恵理(元環境省脱炭素イノベーション研究調査室長/元長野県副知事)


どの章もワクワクする学びと視点が詰まっていて読み終えるのが勿体無いくらい。
気候危機をどうにかしたい方も、消費のあり方を見つめ直したい方も、自分の人生の納得感を高めたい方も、あらゆる角度から刺激をもらえる本だと思います。

鎌田 安里紗(エシカルファッションプランナー)


橋の下世界音楽祭はずっと太陽光発電でやってきました。
それは縁あり、神戸の慧通信技術工業のpersonal energyというシステムを導入する事ができたからです。しかし、ぶっちゃけて言えば、それだけじゃ何の意味も無いのです。太陽光で音楽祭は成功しました、ただそれだけじゃ、何の意味ない。そのシステム、テクノロジーがいかに素晴らしくても、自分らや音楽祭を楽しむひとりひとりが変わらなければ何の意味も無いのです。
結局のところ、個人個人の暮らしや意識が変わらなければ何もない。
支配されたくなきゃ、自分がやる他に自由は無い。自分でやれば人生は楽しくなる。自由から自在へと向かうんだ!

永山 愛樹(TURTLE ISLAND/ALKDO/橋の下世界音楽祭)


いとうせいこうさんが聞き集めた、日本各地で再エネに取り組む5名の想いと声を一覧すると、「天下の大事は必ず細さきよりおこる」との老子の言のとおり、日本のエネルギーの未来が確信できる。
いとうさんが聞き手になることで、エネルギーと日本の未来を創る人たちの思いが、活き活きと伝わってくる素晴らしい本だと思いました。

飯田 哲也(環境エネルギー政策研究所 所長)


制度設計の困難を乗り越えて、日本でも再エネがめちゃくちゃ増えるのは明らかだ。
それを前提によい社会を創るにはどうすべきか、この本では再エネの達人たちが教えてくれている。
再エネは、技術とか制度だけの問題ではなく、「社会」の問題であり「人」の問題である。

江守 正多(東京大学/国立環境研究所)


私たちの目の前に横たわる「エネルギー不足問題」「気候変動」「食料自給率問題」「戦争」「分断」……
という複数の要素が絡みあった超複雑で難解な連立方程式。
この連立方程式を解かないと世界は、人類は大変なことになってしまう……。
そのことはわかっているんだけど、私にそんな連立方程式を解けるはずがないと途方にくれて、正直あきらめかけてさえいました。
が、みなさん、ディランさん、答えはやっぱり「太陽光発電」にありました!
The answer is shinin’ in the Solar power generation!  ー Bob Dylan『風に吹かれて』より
この本を読んでその「答え」をみんなでシェアし、実践しましょう。
今ならまだ間に合います!
せいこうさん、希望の本をありがとうございます。

ジョー横溝(ライター/ラジオDJ/MC)


この本には、未来のエネルギーの選択肢書いてある。市民が再エネを真剣に望めば出来るんだってことがわかりましたね。負の遺産を後世に残すのではなく、明るい未来を選択しようではないか!と心からそう思った。今こそ、シフトチェンジを!せいこうさん、わかりやすい本をありがとう!

染谷 ゆみ(株式会社ユーズ/株式会社TOKYO油電力 代表)


変化を怖がることは誰しもあることとはいえ、
再エネに関する陰謀論はなぜか消えない。
誰かが得をし損をするというトレードオフの世界から
思考が変わり、コレクティブに動かないと
強靭な日本は作れない。世界にパラダイムシフトが現実化し、
いまや、エネルギーは誰かに安定的に与えられるものではなくなってきたからだ。思考停止が一番怖い!
では、自分は何から考えればよいの、何をやればよいの?という方、
ヒントが欲しい、そんな人におすすめです!

吉高 まり(一般社団法人バーチュデザイン 代表理事/東京大学教養学部 客員教授/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科講師(非常勤))


エネルギー危機・電力危機が叫ばれる時代だからこそ、草の根的にみんなが電気のことを考え、関心を持ち、行動を起こすことが大事。

安田 陽(京都大学大学院経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座 特任教授)


ピンチはチャンスとはよく言ったもので、ニュースを追うほど出口が見えなくなってきた電力問題について、この本を読んでいくつものチャンスに気付かされました。
今、消費者にできることは何なのか?いとうせいこうさんが、私たち消費者に代わって、色んな専門家たちに、どストレートに聞いてくださっています。再生可能エネルギーの可能性は、今それを選ぶ私たちの手中にあって、その選択は近い未来に対する希望を反映したビジョンであり、ライフスタイルそのものなんだと腑に落ちました。
ビームスでは2018年より、創業一号店であるビームス原宿や、日本各地の魅力を発信するビームスジャパン(新宿)などで、この本にも登場する三浦さんが福島県南相馬市で太陽光発電している電力を使っています。電力にも産地があり、つくり手の思いが込められていて、私たちは消費者として電気を選ぶことで電力の産地とつくり手を応援できるということを、お客様にもお伝えしたいと思って取り組んでいます。
震災、コロナ、戦争・・・思いがけないタイミングで訪れる数々のピンチを経て、私たちの価値観が変化したことは確かです。元に戻るだけではまずいとざわつく気持ちを、次の選択につなげていきたい。そんな漠然とした思いでいたところに、ずばり欲しかった情報を、急いでまとめてくださりありがとうございます!そして続編もお願いいたします!

木下 香奈(株式会社ビームス社長室 コーポレートコミュニケーション部 広報課)


電気代高騰と再エネの窮地。この大ピンチをチャンスに変えるために、必読の一冊!

斎藤 幸平(経済思想家)


いとうせいこうさんが電気を作っている事を知って、「どうしたって電気は使うわけだし、どうせなら好きな人から買おう」と、"みんな電力"に申し込んだ。後は何にも知らなんだ。
でも実はこれ、漆黒の闇夜を再生可能エネルギーという希望の光で照らし、新時代を切り拓く、ユニークでユーモラスな大人たちの壮大な物語だった。僕らは今、知るべきことがある。僕は今、知ることが出来た。いとうさんから、電気を買っただけなのに。

綾小路 翔(氣志團/いとうせいこう発電所ユーザー)


いろいろな人にとってのいろいろな「再エネ」があること、そして、「再エネ」の可能性をあらためて感じさせてくれる一冊。

伊原 智人(Green Earth Institute)


東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、この国はエネルギーのあり方を議論しないままに、そしてその反省と責任を取らずに無為に十二年を過ごしてきた。
そしてロシアのウクライナ侵攻を理由にエネルギー危機を語り、どさくさに紛れて原発の再稼動、新設、小型炉、リプレースなどと全く国民の側を見ずに電力会社を生き延びらせるような事しか考えていない。本当に未来の姿を今考えずにどうするのか。このインタビュー集は少なくとも事故後の日本を憂い、未来のエネルギーのあり方を実践し勉強している人達の経験が顕であり大事な話であり、日本の未来への提言として捉える。そしてこの本はエネルギー自給への具体的な手法や、とりくむ形を明示してくれる貴重な情報が満載である。

佐藤 彌右衛門(会津エナジー 代表/会津電力 特別顧問/大和川酒造店 会長)


制度、送電線、発電etc.、コンセントの向こうには、私たちの知らない謎だらけの世界が広がっています。この本をきっかけに、せいこうさんと一緒にその謎解きをスタートしましょう。

大石 英司(株式会社UPDATER 代表)


電気の本の様で実はそうじゃない。
これからをどう生きたいのかを考えさせてくれる本。
今皆んなが知るべき事を分かり易く教えてくれる本。
沢山の方に頁を開いて頂きたい。
きっと見える世界や未来が変わります!
電気を通して未来を見てみよう。

根岸由香里(Ron Herman general manager)


この本には各地域で実践を積み重ねる”おだやかな革命家”たちの熱き思いが散りばめられている。
思い一つに自然エネルギー100%の社会を創っていこう!
 
小山田大和(小田原でソーラーシェアリングを通じて地域の変革を訴える、合同会社小田原かなごてファームCEO)


エネルギーが足りない?だったら再エネでしょ。
コンセントの先は自分が決める。それがエネルギー民主主義です。
日本、取り残されていないですか?
この本はそんな「知らされていない現実」、でも業界では当たり前のこと、を知れる本です。
本書を読んで、エネルギーを自分たちの手にとりもどそう!

高瀬 香絵(自然エネルギー財団シニア・コーディネーター/元CDPシニア・マネージャー)


これからの日本のエネルギー課題を解決していく上で、とてつもなく大切なことがかかれていると大きな感銘を受けました。エネルギー業界は非常に難しく、専門性の高い領域のため一般の消費者にはわかりにくいことが多いです。その内容へポップな切り口ながらも本質的な気づきを与えてくれる一冊でした。
そして今、エネルギー業界に革命を起こそう第一線で活躍されている皆さんの想いと知恵をたくさん学び、胸が熱くなりました。
私も日本のエネルギー業界を変えたいと思う1人として、少しでも多くの人に読んでいただきたい1冊です。

池田 将太(ハチドリソーラー株式会社 代表)


世界中の情報がデジタルでつながっている今、毎日の生活で何かを選ぶときの新しい基準は、それがつくられるまでの背景について、いいことも、そうでないことも誠実に説明されているものかどうか。”エネルギー”や”脱炭素”、”サステナビリティ”という言葉は、日々の生活とは関係がないように感じる人ほど、10年後、100年後の世界の鍵を握っているということを本書は確信させてくれる。朝、服を選ぶように、食事を選ぶように、電気も選びたい。選べる時代に我々は生きている。
日本発の新興ファッションブランド“CFCL”では、世界がSDGsの実現に動く中、新しいビジネスと会社の方向性である「ステークホルダー資本主義」を実践すべく、世界が注目する国際認証「B Corp (Bコープ)」に2020年の創業時から取り組み、日本のアパレル業界で初めて認定された。300項目近い審査を私が受けた中で、ものづくりのあらゆる現場で脱炭素をどれだけ実践しているか、再生可能エネルギーを導入しているかは、最重要評価項目の一つである。潮目となる2023年、日本国内のあらゆる生産パートナーと共に、過去に例のない取り組みをみんな電力さんと企画したいと思っている。
服を選ぶとき、その服はどんなエネルギーで作られているか?これからは、そんな視点を持っていただければ。

岡田 康介(SISON'S Inc. 代表取締役/CFCL Inc. Executive Adviser)


電気を作り、
米を作り、
野菜を作り、未来を作る。
気候変動対策とエネルギー対策は、
ヒーローでなくても、誰でもできる。みんなでやること。
ピンチはチャンスだ。チャンスにしなければ意味がない。
本書を読んで、日本の、地域の、エネルギー・チャレンジに希望を見た。
諦めずに、楽しく進もうと思った。

五箇 公一(国立研究開発法人国立環境研究所)


一般家庭の電気料金が2年前の2倍以上になり、電気料金が本当に払えなくなりそうだという悲痛な声が増え、新電力が次々と店じまいをする悲壮感を現場で感じる日々を送っています。
エネルギー政策を15年以上研究し、明治時代からの電力行政を調べてきた立場からすれば、こうなるのは当然だったと考えます。かつての原子力発電もそうですし、再生可能エネルギー発電も同様に、今回のような輸入資源の高騰による電気料金上昇、ひいてはエネルギー自給率の低さによる電力供給の不安定化を避けるために取り組まれてきた側面があります。
気候変動対策としての要素すら後付けで、1950年代の原子力技術開発、1970年代からの太陽光発電や地熱発電の技術開発のいずれもが、本来はエネルギー安全保障でした。
そこを誰もが忘れたまま、再生可能エネルギーですらつくる側・売る側・買う側がコスト優先、「まず安くなければ」という社会に突入した時点で、今回の事態は避けられなかったように思います。本質的に「コスト云々を議論できるのは資源が豊富にあるから」であり、それが欠乏したまま、自分たちで生み出せないのなら、どれだけ高くてもそのコストを負担するしかなくなります。
本来であれば今、再エネ陣営は総動員で「私たちはどこで間違えていたのか」を取り上げるべきと思います。一方で、来月の電気代が払えないかもしれない方々にはそんな話も届きません。電気料金のナショナルミニマムすら機能しなくなるような情勢には、また違ったアプローチが必要になるでしょう。

馬上 丈司(千葉エコ・エネルギー株式会社/一般社団法人ソーラーシェアリング推進連盟 代表理事)


ー『再エネ船』に乗り移ろうー
震災からの12年、大海原に放り出されたぼくたちは『再エネ』という船に乗り移るために、『原発・化石』という船にのりつつも『再エネ』の船を作ってきた。その歩みは残念ながら遅い。
世界は全力で『再エネ船』を作ってきたので、大変ではあるものの、ウクライナ危機の時でも慌てずに『再エネ船』を作り続けて、乗り移ろうとしている。
確かに、『原発・化石船』は、大きくて安定しているけれどいろいろと穴も見つかり、いまにも沈みそうになっている。
ノアの方舟のものがたりでは、洪水の後、神様は『もう2度と洪水を起こさない』と言ったけれど、現実の社会では、次の洪水に備えて作りつづけなければいけない。
さあ、そんな危機感をもって『再エネ船』を作り続けている仲間たちにつづこう。すぐに大きい再エネ船でなくともいい。沈むよりは、小さい再エネ船、中くらいの再エネ船を早く作って乗り移ろう。いとうさんの旗振りに感謝します。あなたにつづきます。

近藤 恵(二本松営農ソーラー株式会社/二本松ご当地エネルギーをみんなで考える株式会社 代表)


パタゴニアが、商品の製造から店舗の運営まで、企業として日常的に行っている行為はすべ てエネルギーを必要としており、温室効果ガス、廃棄物、汚染の排出に関与していることを 認識しています。そこで、地球とその住人である生き物や人々に与える影響を最小限にする ために、可能な限り賢明なエネルギーの選択を行うためのガイドラインを設けています。
・省エネルギーと効率向上を最優先します。使用するエネルギー(そして、その他の資源)の量を削減すればするほど、現在、そして未来の世代が浄化しなくてならない汚染の削減につながります。
・再生可能エネルギーを優先します。化石燃料由来のエネルギーからの可能な限り早期のダイベストメントと再生可能エネルギーの優先が、加速化する気候変動による壊滅的な影響を最小限にするための望みです。
・コミュニティを基盤とするアプローチを優先します。大規模集中型エネルギーに対する代替として、コミュニティを基盤とする分散型の再生可能エネルギーはネガティブ な影響を最小限に抑制しながら、二次的に地域コミュニティにベネフィットをもたら ことが証明されています。パタゴニアでは、ソーラーシェアリングに直接投資を行い、 その電気をオフィスや店舗で使用し、営農ではパートナーとともに炭素貯留を促すリ ジェネラティブ・オーガニック農法の実証を進めています。
・自主的な地球税を支払います。パタゴニアは売上の1%を自然環境の保護、回復に取り 組む非営利団体に寄付してきましたが、その中には、無責任なエネルギー開発の対象に なっている土地を守り、再生可能エネルギーの普及に取り組む団体も含まれています。

篠 健司(パタゴニア日本支社)

続々コメントをいただいております。近日更新!